「100万円を貯めたい。でも、毎月そんなにお金は残らない……」
そんな人は、まず「100万円」という具体的な目標を決めてみてください。
100万円は、決して簡単に貯まる金額ではありません。
でも、最初から「1,000万円」「3,000万円」を目指すより、まず100万円を目標にしたほうが、やるべきことがはっきりします。
私自身、20代の頃はお金の管理ができず、リボ払いに頼り100万円以上の借金を抱えていました。
そこから家計を見直し、少しずつ貯金を増やし、最終的には40代で資産3,000万円まで到達しました。
今振り返ると、そのスタート地点にあったのが「まず100万円を貯める」という経験でした。
この記事では、私自身の経験も交えながら、100万円を貯めるメリットと、具体的なの5つのステップを紹介します。
とはいえ、100万円を目標にすると、
「そもそも、みんなはどれくらい貯金しているんだろう?」
と気になる人もいると思います。
実際、年代によって貯金額にはかなり差があります。
平均だけでなく「中央値」を見ると、自分の現在地も見えやすくなります。
「自分は貯金できているほうなのか?」と気になる方は、こちらも参考にしてください。
100万円貯めると、何が変わる?4つのメリット
100万円を貯めることは、単に銀行口座の残高が増えるだけではありません。
私自身、20代の頃はリボ払いで100万円以上の借金を抱えていました。
そんな状態から少しずつお金を貯めていく中で、実際に感じたのが「お金があることの安心感」と「自分でも変えられる」という感覚でした。
ここでは、私自身が100万円を貯めて感じた4つの変化を紹介します。
①心の余裕が生まれる
貯金がほとんどなかった頃は、急な出費があるたびに「どうしよう」と不安になっていました。
給料日前にお金が足りなくなったり、予定していなかった支払いが発生したりすると、それだけで気持ちが落ち着きません。
でも、貯金が100万円を超えた頃から、少しずつ感覚が変わっていきました。
結婚式のご祝儀、税金、家電の故障など、突然の出費があっても「まあ、貯金から出せばいいか」と思えるようになったんです。
これって、金額以上に大きな変化でした。
100万円は、ただの数字ではありません。
「何かあっても、すぐには詰まない」という安心感を買える金額でもあります。
②自信と達成感が得られる
100万円を貯めて、もう一つ大きく変わったのが「自分のお金に対する見方」です。
最初は1万円、3万円、10万円……。
なかなか増えない残高を見ながら、それでも少しずつ貯めていく。
そして、ある日ふと通帳を見ると、残高が100万円を超えている。
この瞬間は、かなり嬉しかったです。
「自分でも、ちゃんと貯められるんだ」
そう思えたことが、その後の資産形成にもつながりました。
100万円そのものも大切ですが、私が一番大きかったと感じるのは、「自分でもできる」という成功体験を得られたことです。
③「やってみよう」と思える余裕が生まれる
貯金がないときは、何か新しいことを始めようと思っても、どうしてもお金の不安が頭をよぎります。
「副業を始めたいけど、初期費用が…」
「資格を取りたいけど、受講料が…」
「転職したいけど、次の仕事が決まらなかったら…」
お金がすべてではありませんが、ある程度の貯金があるだけで、こうした不安は小さくなります。
100万円があるから何でも挑戦できるわけではありません。
でも、「もしものときに使えるお金がある」というだけで、選択肢を考える余裕は生まれます。
私自身も、貯金がまったくなかった頃と比べると、お金に追われる感覚が少なくなりました。
④お金を貯める習慣が身につく
最初の100万円が一番大変だった。
私は今でもそう感じています。
100万円を貯めるまでには、家計を見直したり、無駄な支出を減らしたり、給料が入ったら先に貯金したりと、いくつもの習慣を身につける必要があります。
でも、一度それが身につくと、その後は少しずつ楽になります。
「余ったお金を貯金する」のではなく、「先に貯金して、残ったお金で生活する」。
この考え方が身についたことは、私の資産形成にとって大きかったと思います。
20代の頃はリボ払いで100万円以上の借金を抱えていた私でも、やり方を変えれば、お金との付き合い方は変えられました。
実際に、私がリボ払いの借金100万円から、貯金を作れるようになるまでの過程はこちらの記事で詳しく紹介しています。
100万円貯金の具体的な5つのステップ
①目標金額と貯める期間を決める
100万円を貯めるために、最初にやるべきことは「いつまでに、いくら貯めるか」を決めることです。
ただ「100万円貯めよう」と思うだけでは、毎月いくら貯めればいいのか分かりません。
そこで、まずは自分の生活に合わせて「100万円を貯めるまでの期間」を決めてみましょう。
- 1年 → 月約8.3万円
- 3年 → 月約2.8万円
- 5年 → 月約1.7万円
100万円を早く貯めるほど、毎月の負担は大きくなります。
無理に1年で達成しようとせず、自分の収入や生活に合わせて、無理なく続けられる期間を設定することが大切です。
②家計の収支を見直し、無駄な支出を減らす
100万円を貯めるには、まず「自分のお金がどこに消えているのか」を把握することが大切です。
毎月の収入と支出を書き出してみると、「思っていたより使っている項目」が見つかるかもしれません。
特に最初に見直したいのが、毎月のように発生する固定費です。
固定費とは、毎月など一定の期間ごとに継続して発生する支出のこと。
代表的な固定費には、次のようなものがあります。
- 家賃・住宅ローン
- 保険料(生命保険・自動車保険・火災保険など)
- 通信費(スマホ・インターネット)
- サブスク(動画配信サービスなど)
- その他の継続的な契約費用
固定費は、一度見直して支出を減らせれば、その後も節約効果が続きやすいのがメリットです。
私はこうした家計の見直しを「支出の最適化」と考えています。
「とにかく我慢して節約する」のではなく、必要なものにはお金を使いながら、必要のない支出を減らしていく。
これが、無理なく貯金を続けるためのポイントです。
私自身も、かつての苦しい状況から抜け出すために、まず「必要のない支出」を見直しました。
家計の中にある無駄を減らす具体的な方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
③先取り貯金を実践する
100万円を貯めるなら「余ったお金を貯金する」のではなく、給料が入ったら先に貯金する仕組みを作るのがおすすめです。
これを「先取り貯金」といいます。
例えば、毎月3万円を貯めると決めたなら、給料日に3万円を貯金用の口座へ移します。
そして、残ったお金で1か月の生活費をやりくりします。
考え方はシンプルです。
「収入-貯金=使えるお金」
この順番に変えるだけでも、貯金を続けやすくなります。
逆に、
「収入-支出=余ったら貯金」
という方法だと、月末には「今月もお金が残らなかった……」となりがちです。
私自身も、以前は「余ったら貯金する」という考え方でした。
でも、それではなかなかお金が貯まりませんでした。
先に貯金するようにしてからは、「今月はいくらまで使えるのか」が明確になり、無駄な支出も意識しやすくなりました。
さらに、毎月決まった金額を自動で別口座へ移す設定にしておけば、「貯金しなきゃ」と毎回考える必要もありません。
100万円を貯めるためには、気合いや我慢だけに頼るのではなく、自然とお金が残る仕組みを作ることが大切です。
④支出管理アプリや家計簿を活用
100万円を貯めるためには、「何に、いくら使っているのか」を把握することも重要です。
毎月の支出をなんとなく把握しているだけでは、「いつの間にかお金がなくなっている」という状態になりがちです。
そこで活用したいのが、家計簿アプリや支出管理アプリです。
例えば、私は「マネーフォワード ME」を利用しています。
銀行口座やクレジットカードなどを連携しておけば、入出金やカードの利用履歴を自動で取得し、食費や光熱費などの項目ごとに整理してくれます。さらに、毎月の収支や支出の推移をグラフで確認できるため、「今月は何にお金を使いすぎたのか」を振り返りやすくなります。
大切なのは、家計簿をつけること自体を目的にしないことです。
例えば、
- 外食費が先月より増えている
- コンビニでの支出が意外と多い
- 使っていないサブスクを契約したままになっている
- クレジットカードの支払いが想定以上に多い
といった「お金の使い方のクセ」を見つけたら、翌月から改善していきます。
「毎月いくら使ったか」を記録するだけでなく、支出を見える化して、無駄な支出を減らすことが家計簿を使う本当の目的です。
家計簿をつけるのが面倒で続かなかった人でも、自動連携を利用すれば手入力の負担を減らせます。
マネーフォワード MEでは、レシートを撮影して入力する方法にも対応しています。
まずは1か月だけでも、自分のお金の流れを「見える化」してみてください。
「こんなところにお金を使っていたのか」と気づくことが、100万円を貯めるための第一歩になります。
▼私も利用している「マネーフォワード ME」
マネーフォワード ME 公式サイト
⑤副収入やポイント活用も検討する
ここまで紹介した4つの方法は、「支出を減らす」ことが中心でした。
でも、100万円をより早く貯めたいのであれば、収入を増やすことも考えてみましょう。
とはいっても、いきなり副業を始める必要はありません。
まずは、自宅に眠っている不用品を売るところから始めるのも一つの方法です。
私自身、使わなくなったゲーム機やゲームソフト、フィギュアなどをフリマアプリで売り、これまでに約40万円を得ました。
もちろん、誰でも同じ金額になるわけではありません。
でも、「自分にとっては不要なもの」でも、必要としている人がいれば、お金に変えられます。
家の中を一度見回してみると、使っていない家電、ゲーム、洋服、本など、意外と売れるものが見つかるかもしれません。
不用品を売れば、家の中が片付くだけでなく、100万円を貯めるための資金も作れます。
ポイントも「節約」の一つ
もう一つ、取り組みやすいのがポイントの活用です。
普段の日用品などを購入する際、ポイント還元を上手に利用すれば、実質的な支出を抑えられます。
例えば、楽天市場では「お買い物マラソン」などのキャンペーンが開催されています。
普段から購入している日用品や消耗品を、こうしたキャンペーンに合わせて購入することで、ポイントを貯めやすくなります。
ただし、ポイントを貯めることを目的に、必要のないものまで購入するのは逆効果です。
「ポイント○倍だから買う」のではなく、「どうせ買うものを、少しでもお得に買う」くらいの感覚で活用しましょう。
節約だけで100万円を貯めるのが難しい場合は、不用品販売などで収入を増やし、ポイント活用で支出を抑える。
このように、「収入を増やす」と「支出を減らす」の両方から取り組むことで、100万円を貯めるスピードを上げやすくなります。
まとめ
ここまで、100万円を貯めるための5つのステップを紹介してきました。
100万円を貯めるために大切なのは、特別な節約術ではありません。
- 目標を決める
- 支出を見直す
- 先取りで貯める
- お金の流れを把握する
- 収入を増やす
この5つを、自分の生活に合わせて少しずつ実践していくことです。
私自身、20代の頃はリボ払いで100万円以上の借金を抱え、貯金どころかマイナスの状態でした。
そこから家計を見直し、少しずつ貯金を増やしていきました。
今振り返ると、最初の100万円を貯めた経験が、その後の資産形成の大きな土台になったと感じています。
100万円は、決して小さな金額ではありません。
でも、一度100万円を貯めることができれば、「自分でもお金を貯められる」という自信にもつながります。
そして、100万円を貯めた後は、次のステップとして「貯めたお金をどう活かすか」を考えてみてもいいでしょう。
私自身は、貯金だけでなく投資にも取り組むことで、40代で資産3,000万円まで資産を増やしてきました。
もちろん、投資には元本割れのリスクがあります。
まずは生活防衛資金を確保したうえで、自分に合った金額から始めることが大切です。
もし「投資を始めたいけれど、そもそも投資に回すお金がない」と感じている方は、こちらの記事も参考にしてください。
100万円を貯めることはゴールではありません。
お金を貯める力を身につけ、そこから少しずつ資産を育てていく。
その最初の一歩として、まずは「100万円」を目標にしてみてください。




